減災・医療コース
減災・医療コース(減災・医療にかかわる職種で一定の実務経験がある人向け)
減災・災害医療の基礎知識を学び、災害時に職種や組織を横断してリーダーシップを発揮できる力を養います。
募集定員・出願資格
- 募集定員 5名
- 出願資格 医学研究科科目等履修生受入れ授業科目ごとに定められた出願資格を満たす者で、以下の①の条件を満たす者
①医師、歯科医師、薬剤師、看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、公認心理師、栄養士、救急救命士、消防士、警察官、自治体職員、一般企業災害担当者、大学院生等の職種で一定の実務経験を持つ者。
出願方法・受講期間
- 出願 1月に名古屋市立大学大学院 医学研究科 科目等履修生へ出願する。
前期開講科目、後期開講科目を、同時に出願する。 - 選考 書類選考、面接選考
- 受講期間 4月から翌年3月までの1年間
受講科目の概要
名古屋市立大学
科目名 | 開講 | 担当教員 | 実施方法 | 概要 |
減災・医療学概論 | 前期 | 服部友紀 他 | オンライン | 救急医療、災害医療概論について学ぶ。また東日本大震災、巨大台風、新型コロナウィルス感染症といった「大災害」に実際に対応してきた救急・災害医、内科医、産婦人科医、看護師、薬剤師が、現場経験と今後の展望について各視点から講義を行う。 |
減災・医療学特論Ⅰ | 後期 | 笹野 寛 他 | オンライン | 災害及び急性期医療に関する緊急事態に対応するため、心肺蘇生法、中毒・熱傷の管理、気道管理法、外傷の初期対応等、知識やスキルを修得する。また、災害医療体制におけるチームの中での役割を理解し、減災・医療での多職種連携の意義を理解する。 |
減災・医療学特論Ⅱ | 後期 | 松嶋麻子 他 | オンライン | ⑴自然災害からマスギャザリングまで多様な災害医療の実際を学ぶ。 ⑵災害医療について専門的な知識を習得し、災害医療を担う多様な職種の役割を考える。 ⑶減災のための日常の備えやBCP(business continuing plan)作成に中心的な役割を担えるようにする。 |
授業時間:18:00以降
岐阜薬科大学
受講科目 | 開講 | 担当教員 | 実施方法 | 概要 |
災害薬学演習 (PBL演習) |
通年 (前期1回、後期1回) |
林 秀樹 | 座学:オンライン 実習等:対面 |
・東日本大震災の被災地を訪問し、実際に被災地で活動した人の話を聞き、現地での工夫や連携の方法を学ぶ。また、「クリニカル・クエスチョン(現場で抱く疑問)」を「リサーチ・クエスチョン(研究テーマ)」として構造化していく演習を行う。 ・大規模災害で被災地に派遣されたモバイルファーマシー(以下MP)を想定し、MP-MP間の医療用医薬品搬送 におけるドローンの有用性の検証など、災害薬学に関する新たな研究を体験できる実習を行う。 |
授業時間:平日夜間、休日の集中講義
受講に関する留意事項
- 各科目の評価は科目担当教員が行います。
- 選択科目のシラバス(講義概要)および授業時間割は、名古屋市立大学公式 HP のシラバス公開システム(外部公開用)にて一部確認ができます。(掲載されていないものについては、TEEP事務局へお尋ねください)
- 講義(オンライン型、対面型問わず)では資料の配布、課題提出などをweb上で実施する場合があります。パソコンと通信環境をあらかじめご準備ください。
- 新型コロナウイルス流行状況によっては、授業実施方法を変更することがあります。
- 岐阜薬科大学の災害薬学演習を受講するために、岐阜薬科大学への聴講生申請(4月受付のみ)が必要です。(費用は授業料のみ、入学金、検定料はかかりません)
修了要件
次の1.~3.をすべて満たすこと。
- 所定の3科目の単位を修得すること。
- 岐阜薬科大学のPBL演習1科目を履修したことを証明されること。
- ポートフォリオを用いた学習成果の評価で教育専門能力が身に付いたと判定されること。
受講料
142,600円(名古屋市住民等以外の場合は152,600円)
※入学料、学生教育研究災害傷害保険料、科目等履修生としての授業料および岐阜薬科大学大学院の聴講生としての授業料を含みます。
※別途、PBL演習の旅費がかかります。
※入学料、学生教育研究災害傷害保険料、科目等履修生としての授業料および岐阜薬科大学大学院の聴講生としての授業料を含みます。
※別途、PBL演習の旅費がかかります。
教員紹介
名古屋市立大学医学研究科先進急性期医療学分野 教授(診療担当)。
専門は救急医学。TEEP実施委員。減災・医療コース コース長。
●減災・医療学特論Ⅰを担当。
専門は救急医学。TEEP実施委員。減災・医療コース コース長。
●減災・医療学特論Ⅰを担当。
名古屋市立大学医学研究科先進急性期医療学分野 教授(診療担当)。
専門は救急医学。
●減災・医療学概論を担当。
専門は救急医学。
●減災・医療学概論を担当。
名古屋市立大学医学研究科救命救急医療学 教授。専門は救急医学。
●減災・医療学特論Ⅱを担当。
●減災・医療学特論Ⅱを担当。
岐阜薬科大学 地域医療実践薬学研究室 教授。専門は医療薬学、薬系衛生。
●多職種連携PBL演習を担当。
●多職種連携PBL演習を担当。
その他
本プログラムの修了が認められたものには、進化型実務家教員養成プログラム専門コース(減災・医療)の履修証明書を発行します。