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まちづくり論


文責:三浦哲司(名古屋市立大学大学院人間文化研究科准教授)

1 PBL演習の概要、受講生のかかわり方

 PBL演習のうち、三浦クラス(まちづくり論)は「事前研修」「授業実践」「事後研修」の3内容から構成されています。
 このうち、「事前研修」では、TEEP受講生は授業構成の意図や事前準備の方法を確認したのち、「学修効果が高まる授業とは?」という問いについて意見交換を重ねます。こうして学部生の学修効果を高めるポイントを整理し、授業実践に備えます。
 続く、「授業実践」では、TEEP受講生は「まちづくり論」(教養教育科目、夏季集中講義、1年生を中心に受講生20名程度)の全8回に参加します。ここで、SDGs・観光・福祉・空き家問題などのテーマについて、TEEP受講生は実務家の立場から学部生に対して、現場事情を情報提供しています。さらに、学部生によるグループワークの成果発表に際して、TEEP受講生が講評や助言を行なうかたちで、積極的にかかわります。
 最後に、「事後研修」においては、学部生の学修効果を高めるポイントが授業実践で反映されていたかどうかを検討します。そのうえで、TEEP受講生一人ひとりが、それぞれの立場から新たな気づきを整理し、今後に取り組むべき内容を精査しています。

2 演習を通して学んでほしいこと

 TEEP受講生には、PBL演習を通じて「授業というのは90分の時間で学生に教えるだけではなく、事前の準備や事後のフォローアップを含めると、何倍もの時間を必要する」という点を学んでほしいです。一方的に学生に対して説明し続けるだけでは、どうしても単調な授業となり、学生の集中力も持続しません。そこで、テーマについて説明し、個人ワークに取り組ませ、学生同士で対話させ、対話の内容を発表させ、関連する動画を視聴させ、また説明に戻り…、という具合で変化をつけていく必要があります。こうした変化のある授業を実践しようとすれば、どうしても事前にしっかりと準備を重ねなければなりません。
 また、授業後には学生からさまざまなコメントが寄せられますので、それらに対して丁寧に回答することも重要です。学部生からのコメントは真摯に受け止め、授業実践で改善すべき点がある場合は改善につとめる姿勢も求められます。このように考えると、90分という授業時間にどう立ち振る舞うかももちろん大切ですが、それに勝るとも劣らないくらい事前の準備や事後のフォローアップも重要といえるのではないでしょうか。

3 修得したことを活かせる場

 PBL演習を通じて修得した内容は、さまざまな場面で活かすことができるでしょう。何よりもTEEP受講生は、実務家教員として教壇に立つという場面が想定されています。そのため、当然ながら実際の授業において、事前の準備、90分の授業実践、授業後の学生へのフォローアップなど、多様な局面でPBL演習の経験が活かせられるはずです。
 なお、実際に2021年度にPBL演習に参加したTEEP受講生のうち、2022年度より大学で授業を担当することになった方がおります。その方によると、PBL演習を受講した甲斐あって授業実践のイメージも描くことができ、それに向けて準備を進めている、とのお話でした。いきなり教壇に立つのではなく、PBL演習を通じてあらかじめ大学の授業に馴染んでおけるかどうかで、気持ちの面でも相当ちがいがあるようにも思えます。
 TEEP受講生のみなさんには、ぜひともPBL演習を通じて一つでも多くのことを学び取り、将来的な教壇での授業実践に備えてもらいたいと願っています。
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