最新医療情報学・専門薬剤師特論
1 PBL演習の概要、受講生のかかわり方
専門コース(減災・医療)におけるPBL演習では、大きく分けて2つの演習を行います。
1つ目は、大規模災害で被災地に派遣されたモバイルファーマシー(以下MP)を想定し、MP-MP間の医療用医薬品搬送 におけるドローンの有用性の検証など、災害薬学に関する新たな研究を体験できる実習を行います。TEEP受講生も実証実験に立ち会い、医薬品供給の問題点を理解し、今後予想される災害時の医薬品供給について討議します。
2つ目は、東日本大震災の被災地で、実際に活動した人の話を聞き、現地での工夫や連携の方法を学びます。また、「クリニカル・クエスチョン(現場で抱く疑問)」を「リサーチ・クエスチョン(研究テーマ)」として構造化していく演習を行います。TEEP受講生は、現場で抱く疑問に、仮説を立てて実証してみるというような、研究に向かう時のマインドを修得し、研究力を高めます。
1つ目は、大規模災害で被災地に派遣されたモバイルファーマシー(以下MP)を想定し、MP-MP間の医療用医薬品搬送 におけるドローンの有用性の検証など、災害薬学に関する新たな研究を体験できる実習を行います。TEEP受講生も実証実験に立ち会い、医薬品供給の問題点を理解し、今後予想される災害時の医薬品供給について討議します。
2つ目は、東日本大震災の被災地で、実際に活動した人の話を聞き、現地での工夫や連携の方法を学びます。また、「クリニカル・クエスチョン(現場で抱く疑問)」を「リサーチ・クエスチョン(研究テーマ)」として構造化していく演習を行います。TEEP受講生は、現場で抱く疑問に、仮説を立てて実証してみるというような、研究に向かう時のマインドを修得し、研究力を高めます。
2 演習を通して学んでほしいこと
TEEP受講生には、大規模災害時において防ぎえる災害死(Preventable Death)を無くすために活動でき、特に医薬品供給に携わる医療人養成の役割を担うことができるような力を身に付けてもらいたいと思っています。災害時の医薬品供給の問題点を理解し、大規模災害時に適切な薬学的ケアを実践するために必須な項目を実務家教員として学生に指導できることを目標としています。
この PBL演習を通じて、過去の大規模災害における医薬品供給の問題点について理解し、医療従事者から被災時の実際の行動を聞き取り、過去の教訓から今後予想される災害時の医薬品供給について、問題点解決に向けた研究を立案し指導ができる能力を修得します。 また、大規模災害の被災地での復興期における医療従事者の役割について現地の医療従事者らから聞き取った内容を、整理して学生に伝えてもらいたいです。
この PBL演習を通じて、過去の大規模災害における医薬品供給の問題点について理解し、医療従事者から被災時の実際の行動を聞き取り、過去の教訓から今後予想される災害時の医薬品供給について、問題点解決に向けた研究を立案し指導ができる能力を修得します。 また、大規模災害の被災地での復興期における医療従事者の役割について現地の医療従事者らから聞き取った内容を、整理して学生に伝えてもらいたいです。
3 修得したことを活かせる場
PBL演習を通じて修得した内容は、実務家教員として教壇に立つ場合だけでなく、社会人として多様な局面で活かすことができるでしょう。例えば、「災害時にはこれが無い」→「こうすれば、医薬品が供給できるのではないか?」と仮説を立てて実証してみるようなことです。こうした研究に向かう時のマインドを持っていると、普段の業務上の課題も解決していきやすくなります。
TEEP受講生のみなさんには、ぜひともPBL演習を通じて一つでも多くのことを学び取り、自分にしかできない教育の場づくりをしてもらいたいと願っています。
TEEP受講生のみなさんには、ぜひともPBL演習を通じて一つでも多くのことを学び取り、自分にしかできない教育の場づくりをしてもらいたいと願っています。