month9 伊香保温泉でバイオメトリクスシンポジウム
今月10、11日に伊香保温泉に行ってきました。プライベートの休暇旅行ではなく、ホテル天坊で開催された「第14回バイオメトリクスと認識・認証シンポジウムSBRA2024」に参加するためです(写真)。「バイオメトリクス」とは、日本語では「生体認証」であり、人間の身体的または行動的特徴を用いて個人を特定する技術です。
このシンポジウムの主催である「一般社団法人 電子情報通信学会 バイオメトリクス研究専門委員会(BioX)」の委員を筆者は務めています。一般的な学会の委員会では大学教員を中心に構成されることが多い中、この委員会では生体認証という研究分野のため実務に携わる企業等の研究者も半数近くを占めます。今回のシンポジウムではNECフェローの今岡仁様が実行委員長をなされました。今岡様は、顔認証の世界的第一人者であり、その功績を称えられて令和5年春に紫綬褒章を受章されました。また、今回の招待講演では、大阪大学 産業科学研究所 教授の八木康史先生が「歩容映像解析の深化」、富士通株式会社データ&セキュリティ研究所の内田秀継様が「マルチカメラトラッキングと常時認証技術」という題目でそれぞれご講演されました。八木先生は、企業で勤められた後に大学教員になられた「実務家教員」です。多くの実務家も参加される今回のシンポジウムでは、招待講演に限らず研究に関する大変有益な情報、実務ならではの新たな気づきなどを筆者に与えてくれました。
このシンポジウムの主催である「一般社団法人 電子情報通信学会 バイオメトリクス研究専門委員会(BioX)」の委員を筆者は務めています。一般的な学会の委員会では大学教員を中心に構成されることが多い中、この委員会では生体認証という研究分野のため実務に携わる企業等の研究者も半数近くを占めます。今回のシンポジウムではNECフェローの今岡仁様が実行委員長をなされました。今岡様は、顔認証の世界的第一人者であり、その功績を称えられて令和5年春に紫綬褒章を受章されました。また、今回の招待講演では、大阪大学 産業科学研究所 教授の八木康史先生が「歩容映像解析の深化」、富士通株式会社データ&セキュリティ研究所の内田秀継様が「マルチカメラトラッキングと常時認証技術」という題目でそれぞれご講演されました。八木先生は、企業で勤められた後に大学教員になられた「実務家教員」です。多くの実務家も参加される今回のシンポジウムでは、招待講演に限らず研究に関する大変有益な情報、実務ならではの新たな気づきなどを筆者に与えてくれました。
筆者は公私で国内の様々な場所を訪問してきましたが、伊香保温泉そして群馬県ともに初めて訪れました。名古屋からは新幹線を乗り継いで群馬の高崎まで行き、そこからJRとバスを使って4時間以上かけて伊香保温泉に到着しました。昼間はシンポジウムに参加しているため、初日の夕方に石段街、伊香保神社、河鹿橋(かじかばし)を巡りながら1時間ほど街中を散策しました。ただ、平日の日没後のため、残念ながら暗くなっており、お店も閉まり、人通りも少なかったです。写真は、階段の真ん中を温泉が流れ落ちる、400年を超える石段になります。
師走の忙しい時期の出張でしたが、ホテルの露天風呂にも入って日頃の疲れも癒せました。忙しいときだからこそ、新たな場所を訪れて有益な情報を得たり、休暇をとって心身を回復したりしたいです。皆様もお忙しいと思いますが、頑張りすぎないように余裕を持って人生の石段を登ってほしいです。
【文責:渡邊裕司 名古屋市立大学大学院 理学研究科 教授】
師走の忙しい時期の出張でしたが、ホテルの露天風呂にも入って日頃の疲れも癒せました。忙しいときだからこそ、新たな場所を訪れて有益な情報を得たり、休暇をとって心身を回復したりしたいです。皆様もお忙しいと思いますが、頑張りすぎないように余裕を持って人生の石段を登ってほしいです。
【文責:渡邊裕司 名古屋市立大学大学院 理学研究科 教授】