グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ


ホーム >  コラム >  week73 TEEP履修者の皆さんに期待します ~データサイエンスへの誘い2~

week73 TEEP履修者の皆さんに期待します ~データサイエンスへの誘い2~


 本年2/14のweeklyコラムでもご紹介いたしましたが、この4月、名古屋市立大学に8番目の学部としてデータサイエンス(以下DS)学部が設置され、無事、第1期学部生80名を迎えることができました。この間、大学、名古屋市を始め、ご支援いただいた皆様に対し、御礼申し上げますとともに、引き続きご支援のほど宜しくお願い申し上げます。
 さて、筆者はDSという分野に関連して、実はTEEP履修の皆さんに大いに期待しております。今回はそのあたりの個人的な思いをコメントさせていただきます。
 ご案内の通り、社会のデジタル化とともに大量かつ多様な、いわゆるビッグデータが様々な分野において出現するに至りました。DSは、こうしたデータを社会資源と考え、統計学やAIなどの情報技術を駆使して新たな知見や法則性をデータから見出し、社会課題の解決につなげようという学問です。したがって、DSでは、単にデータの分析技術だけでなく、社会課題や実務へのデータ活用を意識することが重要となるため、多様かつ具体な実務課題とその解決に取り組まれてきた実務家教員は、非常に貴重な人材となることを御理解いただけると思います。実際、DS学部では、実務家の皆さんによる講義はもとより、各種連携によるデータ活用PBL演習を重視しご協力いただける方を歓迎しており、TEEPで学ばれておられる皆さんには注目しております。ご関心の有る方はテーマのご提供等、ご協力についてお申し出頂ければ幸いです。ちなみに現在、その前段階として、DS課外プロジェクトという、教員が顧問役のDSクラブ活動のような企画を実施しております。こちらもお声がけいただければ有難く存じます。
 DS学部では現在大学院の早期(R7年度)設置を目指しており、学位授与機構によるR5年度・大学・高専機能強化支援事業 【支援2大学】(特別枠)にも採択されました。繰り返しになりますがDSは実務家教員を目指される方にとっても有望な分野と思われるので、設置の暁には、進学についてもご一考いただければと存じます。
 最後に、TEEPの皆さんには少しでもDSにご関心を持っていただき、DS学部との連携に参画いただけることを願っております。今後ともよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。

【文責:三澤哲也 名古屋市立大学 経済学研究科・教授 データサイエンス学部長】
Page Top