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week52 新型コロナ対策緩和とスポーツ活動


 2023年3月13日よりマスクの着用義務が緩和され、個人の判断とされました。政府はマスク着用を推奨する場面として、「医療機関を受診する時」、「高齢者など重症化リスクの高い方が多く入院・生活する医療機関や高齢者施設などへ訪問する時」、「通勤ラッシュ時など、混雑した電車やバスに乗車する時」を挙げており、緩和と共に引き続き感染対策に取り組むことを発表しています。また、2023年5月8日より5類感染症への変更が予定され、今後新型コロナウイルスへの対応が変わり、社会にも変化が訪れることが予測されます。
 高等教育の現場においても、文部科学省より4月1日から「学生及び教職員については、教育研究活動の実施に当たって、マスクの着用を求めないことを基本とすること」が周知されました。
 スポーツにおいても感染対策の緩和による変化が現れつつあります。2021年から2023年へ延期された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が3月8日から開催され、連日メディアを賑わせました。3月21日の決勝では3-2で日本がアメリカを破り3大会ぶりの優勝を果たしました。大会期間中、普段と違う光景が見られたのは、観戦者の応援の「声」です。2023年3月より様々な競技において、応援のための声出しの規制が緩和され、WBC日本戦では侍ジャパンへの応援歌やラッパの音が響き渡りました。スポーツの現場に活気が戻ったように感じました。
 スポーツの実施すら難しかった2020年から、感染対策を講じながら安全なスポーツ活動が模索されてきました。その中で、ネットを通じた競技動画の配信やSNSを通じた情報の共有により、新たなスポーツ観戦の仕組みもうまれました。2023年を迎え、コロナ禍以前の日常を取り戻すと共に、より発展したスポーツへの取り組みと盛り上がりが期待されます。2023年は多くの競技において世界大会が開催される予定です。社会とともに進化を続けるスポーツの素晴らしさに注目してみるのはいかがでしょうか。

【文責:稲葉泰嗣(中京大学スポーツ科学部 任期制助手)】
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