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week37 TEEP修了生が愛知県主催『リカレントフォーラム』に登壇!


 先週、TEEP1期生の今川隆さんより、2023年1月15日(日)に開催される『リカレントフォーラム』*に事例発表者およびパネルディスカッションのパネラーとして参加が決定したとの嬉しい報告をいただいた。
 今川さんは地元インフラ系企業に勤める社員である一方、働きながら資格を取得した中小企業診断士でもある。所属企業から認められて、本業で取り組んできたBCP(事業継続計画)の経験を、中小企業製造業等でのBCP導入に活かそうと準備中だ。準備の一環として、TEEP基本コースと専門コースにて教師力を高めたのち、本年度からは名古屋市立大学大学院経済学研究科博士前期課程(経営学専攻)にてBCP経営を追求している。
 今川さんは、新社会人基礎力**で示された「これまで以上に長くなる個人の企業・組織・社会との関わりの中でライフステージの各段階で活躍し続ける」ため、『どう活躍するか(目的)』『何を学ぶか(学び)』『どのように学ぶか(組合せ)』の3つの視点から自らのキャリアをデザインしてきたといえるだろう。

 さて、標題に掲げた本年度リカレントフォーラムの副題は「実践例から知る、学びで新たな人生を切り開く方法」であり、働くこととリカレント教育に焦点を当てている。ここで言うリカレント教育とは、「教育は人生の初期だけで終わりではなく、生涯にわたり学び続けていくという概念であり、学校教育からいったん離れて社会に出た後もそれぞれの人の必要なタイミングで再び教育を受け、仕事と教育を繰り返すこと」と規定されている。

 しかし、より重要な問は、「これからの時代に必要となる能力やスキルとは何か?」ではないだろうか。筆者は、昨今リスキリングの対象となる「高度で新しい専門知識」だけでよいわけでなく、「ゼロからイチを生み出す能力」「追究する姿勢」「社会課題を解決する意欲」「多様性な人々と協働する能力」などの意識や行動能力が欠かせないと考える。つまり専門知識を活かす力だ。
 かかる認識のもと、TEEPではキャリア開発シートを用いて、理想とするロールモデルを描き、実現する姿を定め、それを支えるパフォーマンスをはっきりさせ、パフォーマンスの源泉となる知識・スキル・姿勢を具体化することを支援している。学習には「学校型学習」「対人型学習」「内省型学習」そして「経験型学習」の4種類がある***。もちろんTEEPではすべての学習様式が含まれている。同窓の実務家や担当教員との「共育」を楽しみましょう!!!
(注)
*『リカレントフォーラム』のウェブサイト
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/syogaigakushu/2022fm.html (2022年12月9日閲覧)
** 新社会人基礎力『人生100年時代の社会人基礎力について』のウェブサイト
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/sansei/jinzairyoku/jinzaizou_wg/pdf/007_06_00.pdf (2022年12月9日閲覧)
*** 学習の型も学べる『マルチサイクル・デザイン読本』のウェブサイト
https://www.works-i.com/research/works-report/2019/multicycledesign.html (2022年12月9日閲覧)


【文責:鵜飼宏成/名古屋市立大学学長補佐・経済学研究科教授・TEEP実施委員長】
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