日本DMAT活動要領の改正①
2022年2月、厚生労働省第8次医療計画救急・災害医療体制に関するワーキンググループ(第2回)が開かれました。議題の一つは、「DMAT(Disaster Medical Assistance Team:災害派遣医療チーム)活動要領の改正」でした。地震災害を主な活動の場として始まったDMATは、豪雨災害の支援など徐々に活動の場を広げる一方で、都道府県の被害の性質や組織の立ち上げ方の違いによって、被災地で求められる活動が必ずしも活動要領の記載にそぐわない場面も見られました。また、ダイヤモンド・プリンセス号や市中感染、クラスター対応において、DMATの活動は評価されました。これを踏まえて活動要領が改正されることになりました。