人文学・社会科学分野への期待と直面する課題
文部科学省学術分科会人文学・社会科学特別委員会では、「人文学・社会科学を軸として学術知共創プロジェクト」の審議のまとめの中で、科学技術基本法の改正やコロナ禍による新たな価値創造への嘱望などから人文学・社会科学分野への期待があるとしています。一方で、直面する課題として、人文学・社会科学の研究分野が細分化し、現代社会が対峙している社会的課題に対する十分な応答ができていない、個々の専門的な研究とマクロな知の体系との関連付けが難しくなっていることなどが指摘されました。これらの課題を考えることは、TEEPで学ぶ「研究方法論」や「研究指導論」の修得につながるかもしれません。