災害時の医薬品ニーズ 桜も花の季節は過ぎて、新緑の季節となってきました。この時期は花粉や黄砂などによるアレルギーに悩まれている方も多いと思います。2011年3月に発生した東日本大震災の亜急性期では、避難所などで花粉や津波後の粉塵によるアレルギー症状を呈する方も多くおり、抗ヒスタミン薬などの抗アレルギー剤が多く処方されました。災害時の医薬品ニーズは発災した季節によっても異なってきます。また、災害の種類、地域、発災後の経過時間などによっても医薬品ニーズは変化します。