TEEP NEWS LETTER Vol.38
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● 名古屋市立大学学長補佐 大学院経済学研究科教授鵜飼宏成 TEEP実施委員長高知工科大学研究連携部IoP推進事務室長佐藤 暢さんまさとインタビュアー中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学まさとvol. 私は東京生まれで、高校卒業まで東京暮らしでしたが、気候変動論に興味があったため、大学は京都大学で地球物理学を学びました。1995年に民間の気象会社に入り、気象予報士として勤務。その後、いくつか転職をして科学技術系のコンサルタント会民間会社から科学技術振興の公的組織へ   まずは自己紹介からお願いします。 実務家教員に期待される重要な役割の一つに、産業界や地域社会と大学・教育機関とのつながりを広く、深くしていくことがあります。自らの経験とネットワークを生かし、産学連携プロジェクトのコーディネートなどを実施されている高知工科大学研究連携部IoP推進事務室長の佐藤暢さんにお話を伺いました。(文・鵜飼宏成)文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」社では中小企業診断士の資格も取得しました。ただ、私の中では民間事業者として科学技術系のコンサルをするには限界があると感じ始め、もう少し公共サービス機関で働いた方が自分に合っているのではと思ったときにJST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の求職があり、チャレンジしようと考え、2006年にJSTに入りました。   JSTにおけるチャレンジとはどういうものだったのでしょう。 JSTに入るときは、産学連携か国際交流をやりたいと思っていました。しかし、実際に割り当てられたのは地域事業推進部。大きく言うと産学連携の一部門ですが、「地域イノベーション」を推進する部署でした。 最初はそうした部の存在自体を知りませんでしたが、入ってみると上司や同僚に恵まれ、いい経験をさせてもらいました。名前の通り、北は北海道から南は九州まで各地に出張して、いろんな自治体の職実務家教員インタビュー ⑮進化型実務家教員への扉進化型実務家教員養成プログラムNews Letter38産学官連携の経験をこれからの人材育成に

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