TEEP NEWS LETTER Vol.34
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vol.34NewsLetteril : teep_office@sec ..-nagoya-cuac発行者 TEEPコンソーシアム実施委員会  事務局 名古屋市立大学教務企画室内 〒467発行日 2022年12月1日  連絡先 E-ma.jp8501 名古屋市瑞穂区瑞穂町字山の畑1進化型実務家教員養成プログラム2023年1月に「2023年度基本コース受講生」を募集いたします。具体的な募集方法については、Webサイトにてご案内させていただきます。   「クリニカル・クエスチョン(現場で抱く疑問)」を「リサーチ・クエスチョン(研究テーマ)」として構造化していく演習を行います。 「災害時にはこれが無い→こうすれば、医薬品が供給できるのではないか?」と仮説を立てて実証してみるようなことです。こうした研究に向かうときのマインドを持っていると、普段の業務上の課題も解決していきやすくなります。中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学多職種連携PBL演習について、岐阜薬科大学の林先生に伺いました!業、時には海外からのNGOなどの支援組織とも組織横断的な連携が必要になります。 特に名古屋市立大学病院は、南海トラフ地震発生時には最前線の災害拠点病院として役割を発揮することが名古屋市地域防災計画にも定められています。Society5.0といわれていますが、ITやAIの技術も活用して、災害時にも人的・物質的な資源を効率よく活用して運用する、つまり人や物を適切に繋いでいくという意識を持ち、想定される社会状況を意識してTEEPで学んでいただきたいと思います。   受講を検討されている方の中には、実務経服部験はあるけれど災害現場での実践の経験や知識がなく不安を感じておられる方もいらっしゃると思います。減災・医療コースでは、まずはこれまでに現場でどういったことがなされてきたかを、いろいろな専門職から分かりやすい言葉で話してもらいます。それを踏まえて今後はどんな準備が必要かを考えていく機会として講義を提供しています。まずは講義で現状をしっかり把握してもらうことが大切だと考えています。   修了後にどんな活躍を期待されていますか。   やはりリエゾン、多職種連携の要になること酒々井ですね。また、教育現場では実務のバックグラウンドを持った教育者、災害現場や職場ではリーダーであってほしいと思います。   予備知識以上にモチベーションが大事です服部ので、まずはやる気と興味を持って受講していただきたいです。そして、減災医療に関わりたいとか、実務経験をいかして教員になりたいとか、それぞれの目標を達成していただきたいのはもちろん、リーダーとして活躍していただける人には、TEEPを通してさまざまな人脈を作り、それを大いにいかしてほしいと思っています。 基本コースの受講生の方も、多様な背景を持つ方々と共に学んで人的なネットワークができたことが大きな宝になるとおっしゃっていました。私が何度も災害現場を経験して思うことは、やはり信頼できる人と人とのつながりこそが困難を乗り越えていく力になるということです。ここで一緒に学んだ人が、災害現場で再会した時、一緒に乗り越えていこうという気持ちが湧いてきたりします。そういう意味でも人脈作りも大事だと思います。   2025年に完成する「救急・災害医療センタ笹野ー(仮称)」では、それぞれの専門職が既に救急あるいは災害時の対応を学んでおり、部局ごとの対策はほぼできています。しかし、それぞれの専門分野を繋ぐ、つまりリエゾンができる人はまだ十分ではありません。減災・医療コースで学ばれる方にはリエゾンを実践、あるいは指導できる方になっていただきたいですね。★「減災・医療コース」の多職種連携PBL演習ではどんなことを学べますか?★具体的な演習内容を教えてください。 演習の前半には東日本大震災の被災地を訪問し、実際に被災地で活動した人の話を聞き、現地での工夫や連携の方法を学びます。その後、大規模災害で被災地に派遣されたモバイルファーマシー(以下MP)を想定し、MP-MP間の医療用医薬品搬送 におけるドローンの有用性の検証など、災害薬学に関する新たな研究を体験できる実習を行います。チームを動かすリーダーにhttps://teep-consortium.jp/ 

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