TEEP NEWS LETTER Vol.33
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vol.33NewsLetteril : teep_office@sec ..-nagoya-cuac発行者 TEEPコンソーシアム実施委員会  事務局 名古屋市立大学教務企画室内 〒467発行日 2022年11月1日  連絡先 E-ma.jp8501 名古屋市瑞穂区瑞穂町字山の畑1進化型実務家教員養成プログラム 11月16日(水)に「2022年度TEEPシンポジウム 及び 専門コースワークショップ」を開催いたします。詳細については、Webサイトにてご案内させていただきます。  ▶どんな人に受講してもらいたい?❶高い競技力を目指すアスリートへ指導する人❷小学校〜高校までの育成年代へスポーツ指導をする人❸健康の維持増進のための生涯スポーツや教育現場にお ける体育指導をする人▶どんなことが身に付けられる?スポーツの強化・育成・普及において指導者に求められる理論、実技指導力、スポーツ科学に関する基礎的能力▶どんな指導者をめざす?❶現代社会における多様化・複雑化したスポーツへの期 待とニーズを分かり易く解説できる❷確かな理論や技能及び指導方法等と実践を結びつけて 指導できる❸リーダーシップを持ち、関係者をまとめて地域スポー ツ環境の改善をコーディネイトできる中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学専門コース(スポーツ実務)紹介!中京大学 稲葉先生による   現場での経験を伝える際に工夫されている稲葉ことや、注意されていることを教えていただけますか。   トライアンドエラーを繰り返えさせることで後藤すね。効果的な教授方法はよく紹介されていますが、いつも上手くいくとは限りません。むしろ上手くいかないケースの方が多いと思いますので、「成功例に当てはまらないケース」を模擬授業などで体験させています。生徒役の学生に居眠りをしてもらったり、スマホを触ってもらったりして、教師役の学生に想定外のケースにどう対応するかを考えさせる、といったこともしています。 これらもやはり理論的なことを講義で学んでいることが前提となります。基礎知識がないまま実習に行っても、何を見てくればいいのか分かりません。しかし事前に準備していれば、学生たちは多様な視点で多くのことを学んできてくれます。   現場とのつながりがある実務家教員である稲葉からこそできる教育方法であると感じました。お二人の先生から、スポーツの強化、育成に関する指導について、実務家教員の強みをお話しいただきました。   スポーツの普及やインフラの整備という点稲葉では、地域や行政、企業との連携も重要になると考えられます。多職種との連携という面で実務家教員に期待されることはありますか。   行政の施策に代表されるように、日本では種田スポーツに関する取り組みは縦割りになっていることが多いのです。健康面では厚生労働省、教育面では文部科学省というように。 しかし世界の潮流としては、スポーツを通じてさまざまな分野がそれぞれの目標を達成するために連携して活動することが提唱されています。例えば、目的地までの移動に車を使わず徒歩で行きましょうという活動は、身体活動量の増加が「生活習慣病の発症を予防」しますし、「低炭素社会を作りたい」と考える人たちの共感も得られるわけです。 スポーツを軸にしつつも、スポーツの分野のみにとどまることなく多分野とのネットワークを作っていく。実務家教員は研究者でもありますから、科学的根拠に基づいて行政と連携して政策を作ることも可能でしょうし、さまざまな分野をつなぐコーディネーターとしての役割も期待できると考えています。   専門コースに進む前のTEEP基本コースで稲葉は「ソーシャルデザイン」という科目があり、多分野連携に必要なファシリテーションも学びます。スポーツ実務コースを修了された方が、スポーツを切り口に社会を変えていく活躍をされる可能性を感じました。 本日はありがとうございました。スポーツを軸に多分野をつなぐ実務家教員にhttps://teep-consortium.jp/ 

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