TEEP NEWS LETTER Vol.29
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vol.29NewsLetteril : teep_office@sec ..-nagoya-cuac発行者 TEEPコンソーシアム実施委員会  事務局 名古屋市立大学教務企画室内 〒467発行日 2022年7月1日  連絡先 E-ma.jp8501 名古屋市瑞穂区瑞穂町字山の畑1進化型実務家教員養成プログラム9月10日(土)〜11日(日)囲炉裏を囲んでミニトマト収穫体験空き家を活動拠点として整備空き家の片付け作業上野村での活動写真中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学日にち2022年(令和4年)場 所横浜市金沢区六浦東1-50-1大会テーマ主催(共催)地域活性学会 私は14年ほど群馬県の上野村に関わっています。コンビニもない、人口1,100人ほどの小さな村です。学生と一緒に行って、村のおじいさん、おばあさんのお話を聞いたり、村のプロモーション動画を作ったりしています。 私たちは村の関係人口を「ほぼ村民」と言っているのですが、学生たちはいつの間にかほぼ村民を超えて、村の人たちと「ほぼ孫」のような関係を築いていたりするのです。ゼミや授業以外でも、私の知らないうちに村にアルバイトに行ったりしています。 学生たちは上野村での体験を通して行動範囲も価値観も大きく広がります。その結果、当たり前だと思っていた便利さを追求するライフスタイルとか、人口は多ければ多い方がいいという行政政策の考え方に対して疑問を持つようになります。クリティカルに思考できるようになっていきますし、学生たちの中でパラダイムシフトが起こっていることが感じられます。教員として、そのきっかけを提供できたことをうれしく思います。 この春にはゼミ生が1人上野振興公社に就職しました。上野村の山村留学ができる施設で働きたいと言っている現役の学生もいます。学生たちにこれほどの変化が起こるとは思っていなかったので驚いています。   これから実務家教員を目指す方へのアドバイスをお願いします。 もう一つは、実務家教員の皆さんにも大学運営の中枢に出世することを目指してもらいたいですね。例えば学部長とか、あるいは学長になるぞという意気込みです。実務家教員の皆さんは高いマネジメント能力をお持ちですから、大学という組織を変えていくとか、教育の方法を変革していくこともできるはずだと思います。 大学の中に、実務家教員ではない教員の仲間も増やしていかれることをお勧めします。 大学にはさまざまな企業や団体から連携の申し入れがあるのですが、実務家教員はそうした学外とのつなぎ役とか、連携のプロジェクトを任されがちです。しかし各企業や団体の要望に一人で応えることはとてもできませんから、地域連携に興味を持って一緒に取り組んでくれる教員仲間を作っておくことが大切です。木村乃先生が実行委員長を務める地域活性学会 第14回研究大会が開催されます。学会員ではない方も参加可能です。組織改革にも意欲的に地域活性学会 第14回研究大会「実践と研究で拓く地域活性学の地平」関東学院大学 金沢八景キャンパス関東学院大学 地域創生実践研究所https://www.chiiki-kassei.com/

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