TEEP NEWS LETTER Vol.25
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   まずは、お一人ずつ自己紹介をお願いします。   名古屋市立大学の笹野です。救急科の医師として大学病院で働いています。患者さんの治療、若手の指導に加え、10年ほど前から臨床現場(手術室、ICU、病院等)を再現した設備の中で医療者がトレーニングを行う「臨床シミュレーションセンター」の管理者も務めています。センターで行われる心肺蘇生の講習会や、救急医療に関する実技を含んだ講習会のインストラクターも行っています。 TEEPの減災・医療コースで養成する実務家教員は、例えば救急救命士など、医師以外で大学病院で働きつつ、研究・教育をする人材と考えています。南海トラフ地震に備えた人材の育成を進めていくことが、名古屋市立大学の重大な役割の一つです。職種・組織横断型のリーダーを創出したいと考えています。   中京大学心理学部の吉住です。専門は臨床心理学で、特に福祉領域と教育・学校領域に軸足を置いています。大学の心理相談室、保健センター、病院の精神科で勤めた後、ホームレス状態にある方や生活保護受給者の支援に関わり始めました。近年は子どもの貧困問題に関心を持ち、生活困窮世帯の子どもの学習支援を名古屋市と春日井市で10年ほどやっています。名古屋市の子どもの権利相談室の権利擁護員でもあります。実務家として心がけていることの一つファシリテーター登壇者 「産業界と大学の架け橋 実務家教員が担う役割」をテーマに、2021年11月18日に進化型実務家教員養成プログラム(TEEP)のシンポジウムとワークショップを開催しました。今回のニューズレターでは、シンポジウムの中で行われた4名の実務家教員によるパネルディスカッション「実務家教員の最前線」の模様をお伝えします。名古屋市立大学 医学研究科(先進急性期医療学分野)教授笹野 寛中京大学 心理学部・心理学研究科 教授吉住隆弘中京大学 スポーツ科学部・トレーナー学科 教授葛原憲治名古屋産業大学 現代ビジネス学部・経営専門職学科 准教授今永典秀名古屋市立大学副理事・大学院経済研究科教授TEEPコンソーシアム実施委員会委員長鵜飼宏成進化型実務家教員養成プログラム・シンポジウムパネルディスカッション「実務家教員の最前線」鵜飼笹野吉住文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」TEEP進化型実務家教員養成プログラムvol.News Letter中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学25

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