ラム受講状態(受講中もしくは修了)については、事務局が入力し、登録者本人では変更できないように管理しています。本ウェブサイトの特徴として、登録者が「教える分野」を入力することができます。学問分野は研究者データベースであるresearchmapやJREC-INの項目に則っていますが、実務家教員としての強みや求められるニーズに対応すべく「実務・実技」のカテゴリを設け、「キャリア教育・キャリア支援」「リーダーシップ教育」「アントレプレナーシップ教育」といった分野を独自に設けています。登録者はウェブサイト内で、実務家教員の求人情報を閲覧することもできます。 初めに、本ウェブサイトにて「閲覧者・採用者用アカウント」の登録申請を行っていただきます。事務局で申請アカウントの確認を行い(機関や担当者の確認のため、場合によってはお電話をすることもあります)、後日メールにてアカウントやパスワードなどをお伝えします。 その後は発行されたアカウントにてログインしていただくと、「人材を探す」から登録されている実務家教員候補者の情報を検索・閲覧することができます。学位や教える分野、履修したプログラムやキーワードでも検索ができます。例えば「初年度セミナー」で検索すると、初年度のゼミを担当できる、と登録した実務家教員候補者の情報を閲覧することができます。 また、このサイトに実務家教員の求人情報を掲載することも可能です。求人情報を掲載すると、プロフィールを公開している登録者にはメールにて新着情報が届けられます。 さらに、ウェブサイトには大学等と実務家教員候補としての登録者が直接メッセージを送りあえる機能があります。ウェブサイト開設からまだ1カ月ほどですが、すでに求人情報に関して、大学等とコミュニケーションをとられている様子が見受けられます。 また、大学等側からは「スカウト」という機能を使って登録者にメッセージを送ることができます。公募に応募していただけませんか、といった呼びかけをすることも可能です。大学等によって選考のプロセスはさまざまですので、スカウトを行うことになじみのない日本の大学等においては利用に抵抗のある場合もあるかとは思いますが、一度お話をしてみる機会としてお使いいただくことも可能ではないかと考えています。 12月2日時点で、実務家教員候補者となるプログラム受講者・修了者の登録は337名(内、データ公開は135名)、採用側となる高等教育機関は30校が登録されています。専門学校は、実技は紹介で人材を確保できるものの、座学等の講義ができる実務家教員を探したいニーズがあるようです。また、その他大学は、社会のニーズに応じ、実務家教員を採用したい、採用した方がよいと考えてはいるものの、どのような経験のある人材を、どのように活用したらよいのか分からないというところも多く、まずはどんな人材が実務家教員候補者として登録されているのかを知りたいという狙いで登録されているところもあるようです。大学など、高等教育機関が利用するには実務家教員候補者と大学等とのコミュニケーションの機能も
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