まずは皆さんがTEEPを受講した動機や、受講前に持っていた問題意識を聞かせてください。そして、受講後にそれがどう変わったかも簡単に教えていただけますか。 自分のキャリアについて考え始めた時、読んでいた本にTEEPが紹介されていました。教育に関する講座を受けておくと、退職後に独立して講演をする時にも役立つと。独立は考えていませんが、何かを伝えるための素養は身につけたいと思いました。 受講してみると、実務経験が長いとか、独立しただけで講演が依頼されることなどあり得ないと気づきました(笑)。身につけた経験や知識を体系立てて言語化・理論化しなければ、講義も講演もできませんよね。TEEPでは受講前の期待をはるかに超えた気づきや学びがありました。 私は普段から母校の大学院のゼミに参加することが多いのですが、メンバーの役に立つ発言ができているのだろうか、という疑問を抱いていました。TEEPの中の「研究指導論」に興味を持って受講し始めたのですが、自分が修士課程にいた時よりも、「研究」の意義や方法を明確に捉えられるようになったと感じています。 長年勤めた会社を退職して、これまでやってきた仕事を若い人にどう伝えられるかを試したいと思って受講しました。講義を通じて教授法はもちろん、私自身のこれからのキャリアや、働く上で大切にしたいことを発見できたのが大きな収穫でした。 私は大学職員です。大学は今、大きな変化の中にあるのですが、TEEPを通して視野を広げ、まずは自分に何ができるのかを明らかにしたいと思っていました。受講して自分の強みと今後の課題の両方が明確になりました。 私も実務家教員になりたいというよりは、論理的に話すスキルを得たいとか、会社の経営者として最新の知識を応用した事例を知りたいといったことが受講の動機でした。受講生の中には大学院で論文を書いた経験がある方もおられ、すでに理論立てて説明することに長けていて、すごいなと尊敬しました。 私はガス会社で震災時にインフラの復旧の現場を経験し、企業のBCPの作成支援など「レジリエン(司会:名古屋市立大学大学院経済学研究科教授/TEEP実施委員長 鵜飼宏成) 高度化・複雑化した社会の動向や最先端の技術等を分かりやすく解説し、教育できる高度専門人材「進化型実務家教員」を養成するプログラム「TEEP」の2021年度基本コースが修了しました。さまざまな業界・業種での豊富な実務経験を持つ受講生たちは、半年間のコースを終えて何を学び、何を身につけたのでしょうか。受講生有志による座談会から振り返ります。多様な背景を持つ受講生AさんBさんCさんDさんEさんFさん実務家教員としての「あり方」を学びあった6ヵ月ーTEEP基本コース 受講生座談会 ー文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」進化型実務家教員養成プログラムvol.News Letter中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学22
元のページ ../index.html#1