TEEP NEWS LETTER Vol.18
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       吉川先生は現在、愛知学院大学の他に豊橋創造大学の非常勤として教育活動に従事されていることに加え、病院でも非常勤として臨床現場に立たれているのですね。   はい、岡崎市の三河病院に通い、週1回外来で勤務しています。やはり現場はどんどん変わりますので、常に現場を知っていないと大学でも教えられないですね。   ご自身の大学卒業後、実務のご経験が非常に長いですね。   大学卒業後、愛知県立心身障害児療育センター第二青い鳥学園で臨床心理士を務めました。ここで大学では学べないことをたくさん学びました。目の前にいる子どもたちとその家族にはいろいろな人間模様があり、私を鍛えてくれる師匠のようなものでした。1年で辞める予定が、辞められなくなって、結局28年間、現場にいました。   どんな子どもたちを見ていたのですか。    例えば、脳性麻痺で手を挙げられなくなったという子どもがいました。理学療法で治療していた(文・鵜飼宏成)昔も今も学び多い臨床心理の現場吉川吉川吉川鵜飼鵜飼鵜飼 進化型実務家教員養成プログラム(TEEP)の想いと実際、そして、実務家教員の未来像を発信する本ニューズレター。本号は、「進化型実務家教員への扉」として愛知学院大学心身科学部心理学科の吉川吉美教授にお話を伺いました。インタビューを通し、臨床からの学び、実務家ならではの研究アプローチ等、示唆に富む経験を学ばせていただきました。読者の皆様は、「実務家教員の社会的意義とは何か」という問いをもってお目通しいただければ幸いです。進化型実務家教員への扉実務家教員インタビュー ⑥インタビュアー● 名古屋市立大学大学院 経済学研究科 教授鵜飼宏成吉川吉美愛知学院大学心身科学部心理学科 教授文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」進化型実務家教員養成プログラム18vol.News Letter中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学

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