講師を招いたまちづくり勉強会利益に直結するコンサルティングだけではなく、社会に役立つためにと、産学連携の研究会や協会を作るなどしました。当時はノーベル平和賞を取ろうと思ったほどの思い入れでした(笑)。そうした大きな枠組みを考えたのが、一つ突き抜けたなと思える経験です。今回、創設に関わることになった経営専門職学科でも、社会を変革できるような起業家や経営者、あるいは経営者の右腕となるような人材を育てたいと思っています。 私は名古屋大学を卒業する時には、当時は特別やりたいということはなく、大学の中で尊敬できる人のいた住友信託銀行に入社しました。しかし、最初の2年間は東京、その後2年間は名古屋で、また2 年間東京へという転勤が続き、いずれは家族のいる名古屋に落ち着きたいという思いから転職を考えるようになりました。 大学の事務職も受けたのですが、「オーバースペック」だと言われて不採用に。「いやいや、自分は地元に戻りたいだけだからいいのに(笑)」などと、すれ違いもある中で、ご縁があり東和不動産に入りました。 そこはいい意味で余裕のある働き方ができる会社で、逆に物足らなくなり、会社とは別の活動をするようになりました。30代ぐらいになると、自分の思いを実現できるコミュニティーをつくりたくなるんでしょうね。学生時代からの仲間などを集めて、社会人と学生が座談会で本音が語れる場をつくり始めました。同時に経営の大学院に通うなどしていると、大学から声が掛かり、岐阜大学を経て今の大学に着任しました。こうした転職や市民活動経験が、自分を大きくしてくれたと思っています。 二人が立ち上げられようとしている経営専門職学科の意義や狙いは。 名古屋産業大学はもともと建学の精神に「職業教育をとおして社会で活躍できる人材の育成」を掲げています。これが専門職大学の枠組みに適合し、「これをやるのはうちしかない」という経営判断ができたのがすべてです。経営者がマインドを示し、共感するメンバーが集められました。また、現代ビジネス学科には、実践力を鍛えるために実務家教員が配置され、3カ月間という長期インターンシップの受講が可能な枠組みがあり、この延長線上に経営専門職学科が置かれました。 特に中部圏では持続的なイノベーションの創造や新しいビジネスモデルの創出が不可欠となっています。そうした社会の変化に対応するため「デジタルデータの知識技能を駆使し、事業の実践を通じて価値創造に貢献する専門職人材を養成する」ことが本学科の狙いです。 通常の大学・学部との本質的な違いは。 産業界と協働し、社会が求める職業能力に関する高度な実践力の養成に特化する点が特徴です。具体的には、「職業専門教育の職業専門科目・実習・臨地実務実習・総合学習により、デジタルデータ分析の知識・技能を、産業界と連携し、実務家教員、実践者が教授し、事業の価値創造に向けた高度な専今永今永今永「経営専門職」として事業の価値創造を担う人材を輩出専門職大学・専門職短期大学とは?(出典)文部科学省㏋「専門職大学設置構想のポイント」(平成31年1月)より一部抜粋鵜飼鵜飼
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