TEEP NEWS LETTER Vol.11
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 午前(10:00-11:30)に実施したワークショップでは、コンソ校関係者とともに、「実務領域診断カルテ」の具体的内容について検討しました。まず、株式会社ジョイワークス 共同代表CEOの田口光彦氏から、昨年度より継続中の実務家教員へのインタビュー調査などの整理・分析結果や、そこから見いだされた「進化型実務家教員」に必要と思われるコンピテンシー、不可欠となる教育力の見える化など、カルテの開発状況を含めた中間報告がされました。 協力企業の株式会社スノーム白石みどり代表取締役や、インタビュー調査に関わる淑徳大学の齋藤智文教授からも、カルテ活用の狙いや質問項目の選択、使用に関する研修の必要性などについて言及があり、カルテの可能性や内容を深めることができました。 午後(13:30-15:30)は、一般公開として広く参加を募ったシンポジウムを開催。定員の100名を超える多くの参加がありました。▶開会挨拶/郡健二郎氏(名古屋市立大学 理事長・学長) 本学では、昨年多くの大学の中から文部科学省の採択を受け、中核校として実務家教員養成に努めています。これからも、実務家教員やその養成プログラムの認知度を高めるべくこのようなシンポジウムを重ね教員養成プログラムの充実を図るとともに、TEEP を一つの「売り」として産業界や社会と強くリンクし、互いが貢献し合うような大学を目指してまいります。これからも温かいご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。▶来賓挨拶/木谷慎一氏(文部科学省 高等教育局 専門教育課 課長補佐) 文科省は、産学がともに人材育成に主体的に参加する連携体制の構築が必要だと考え、全国から申請された提案のうち4プログラムを採択、支援しています。この「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」の一つTEEPプログラムは、社会課題の解決に資するだけではなく、大学などの教育力、研究力、産業連携力を向上させることにつながります。一方、企業も即戦力を確保し、実務家教員が企業内で社員向けの研修などを行うことで、企業内の教育力の向上が見込まれます。中堅・ベテラン社員は実務家教員になることで、 TEEPコンソーシアムは、10月21日(水)、Zoomを用いたワークショップとシンポジウムを開催しました。ワークショップでは、コンピテンシー調査など基礎調査を元に開発を目指している「実務領域診断カルテ」の中間報告を行いました。シンポジウムでは、企業関係者や実務家教員を招いて報告や今後の実務家教員の使命と大学変革の可能性についてのディスカッションを行いました。今号では熱い議論がなされた模様を伝えます。 なお、1月7日(木)より2021年度基本コース受講生募集を開始します。(文・小木曽早苗)▶ワークショップ「産業界と大学の架け橋を目指して   ~実務家教員養成プログラムの挑戦~」「実務領域診断カルテの検討」▶シンポジウムワークショップ&シンポジウム 10月21日(水)開催の報告基本コース受講生募集開始!中面へ続く文部科学省「持続的な産学共同人材育成システム構築事業」進化型実務家教員養成プログラム11vol.News Letter 中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学

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