TEEP NEWS LETTER Vol.10
4/4

   学生個人の課題発見力や解決力を引き出すのは、実務家教員の得意分野と言えそうですね。大学と教員との関係はいかがですか。    人口減少社会で、質を落とさずに限られた人材をどうマネジメントしていくかは、大学にとって大きな課題です。そのためには学内事務の非効率な面を変えたり、教員の選考過程を明確にしたりする改革が求められます。それは実務家教員になりたい人たちの迷いを減らし、モチベーションを上げることにもなるでしょう。  企業側も、これからは副業の解禁を本格的に進めるべきではないでしょうか。いきなり実務家教員に転職というのはハードルが高いでしょうから、企業で働きつつ大学にも関わることができるような、二足のわらじがもっと認められていいと思います。    ご自身の経験から常に口にされている、「応用力」や共同研究による実践的なアプローチ、「予見力」など、実務家教員に期待される力を具体例で示していただき大きな示唆を得ることができました。 本日はありがとうございました。 10月21日㈬に実施した「産業界と大学の架け橋を目指して~実務家教員プログラムの挑戦~」シンポジウムでは、北見先生にも実務家教員の立場でディスカッションにご参加いただきました。シンポジウムの内容は、次号ニューズレターvol.11にて報告予定です。TEEP実施委員会ではこれからも魅力的な企画を実施するとともに、2021年度の受講生説明会なども順次開催予定です。詳しくは以下のWebサイトにて案内してまいりますので、ぜひご覧ください。 東京都市大学都市生活学部/大学院環境情報学研究科准教授。博士(経営学)。MBA(経営学修士)。北海道大学准教授、電通パブリックリレーションズを経て現職。専門は経営学、マーケティング、ブランド戦略、広報戦略。広報・情報の専門家を育成する日本初の社会人大学院である社会情報大学院大学の客員教授も兼務。日本広報学会常任理事、東京都市大学総合研究所未来都市研究機構兼務、都市マネジメント研究ユニット長。プロフィール北見幸一氏きたみこういち小木曽北見鵜飼海外研修プログラムの引率で学生と(ローマ・スペイン広場)都市ブランド研究プロジェクトプロジェクト 浜松町西口地区をフィールドに、開発事業者と連携して、都市ブランディングを実践。▶浜松町プロジェクト(2018~)都市ブランド創成のための構造や戦略づくりについて研究組織インターナル・コミュニケーション研究プロジェクト 組織は人の集合体であり、個々人の能力以上に成果を出すことのできる組織は、内部のコミュニケーションが円滑である必要があります。組織内部(インターナル)のコミュニケーションの現状と課題について調査企業へのマーケティング戦略企画提案プロジェクト 国内No.1靴クリーム老舗メーカーである株式会社コロンブス様に提案。企業の担当者から話を伺いながら課題を設定。若者への調査なども行いながら、マーケティング戦略企画を学生が自ら創り上げます。▶コロンブス社(2017・2018)企業へのマーケティング戦略を提案コンテストへの参加▶日本ガス協会主催 「天然ガストラックマーケティングコンテスト2017」▶宣伝会議主催「販促コンペ2018」研究室として、さまざまなコンテストに挑戦発行者 TEEPコンソーシアム実施委員会  事務局 名古屋市立大学教務企画室内 〒467-8501 名古屋市瑞穂区瑞穂町字山の畑1発行日 2020年12月1日  連絡先 E-mail : teep_oce@sec.nagoya-cu.ac.jp進化型実務家教員養成プログラム10vol.News LetterTEEP実施委員会事務局(名古屋市立大学 教務企画室内)https://teep-consortium.jp/中核校:名古屋市立大学連携校:岐阜薬科大学 高知県立大学 中京大学

元のページ  ../index.html#4

このブックを見る