TEEP NEWS LETTER Vol.06
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PBLの実践演習及び事前・事後指導多職種連携・PBL能力PBLの企画・実施、内容や方法の改善指導持続可能な社会構築論ソーシャル・デザイン能力データ科学の活用に関わる基礎的、概観的知識の習得SDGsやESDの基礎的知識の習得大学教育実践演習及び事前・事後指導多職種連携・PBL能力シラバス作成やゲストスピーカーとして教壇に立つ経験の蓄積研究方法概論多職種連携・PBL能力研究推進にあたっての基礎能力や研究指導力の修得教育・研究倫理多職種連携・PBL能力大学での教育・研究におけるハラスメントを含む倫理の理解大学教育と進化型エバンジェリスト教員基礎力大学とは何か、現状と課題、教育方法・学習評価方法の基礎の理解小項目養 成内 容誤解して入ってきてしまうと、実務家教員側も大学側も困ってしまいます。ですから、そういうものを最低限理解してもらい、大学で基本的な授業ができるように科目が盛り込まれています。 ただし、それだけだと名市大や連携校でやる意義がないので、プラスアルファをいかに加えるかがポイントでした。それがソーシャル・デザインを踏まえた実務家教員の基礎力養成、データ科学も含む「持続可能な社会構築論」と、多職種連携PBL(課題解決型学習)の実践演習および事前・事後指導です。   大学教員のなかには、小中高の教員免許状を持っている人もいれば、持っていない人もいます。大学教員はそうした教員免許状の取得が求められてこなかった、つまり、基本的には“無免許”でも教壇に立てるわけです。これまではそうした環境で「大学で教える」という暗黙知のようなものを共有してきました。それをあえてカリキュラムにしていくのは違和感もありますが、基本要件、最低条件として提示していくわけなんですね。 一方で本学がプラスアルファとして盛り込むソーシャル・デザインに、データ科学とSDGsが含まれているのはなぜなのでしょう?   データ科学とSDGsはそれぞれ今、社会を変えていく大きな柱の2つです。また、ソーシャル・デザイン能力のところでは、特にESD(持続可能な開発のための教育)も含まれています。ESDは、二律背反的な社会要請が出された時にどうすればよいのか、新しい知をどう生み出すのかを考える訓練になります。 環境保護と開発の問題はもちろんですが、今回の新型コロナの問題でも二律背反が突き付けられています。感染予防で社会経済活動を止めることと、社会を維持するために経済を動かすことのどちらか一方だけを選ぶことはできません。 二律背反の課題を解決するためには、ソーシャル・デザインの考え方が必要です。実際の社会は複雑で、いろいろな技術や能力を持っている人と連携しなければいけないという意味で、多職種連携ともつながります。データ科学とSDGsが2つの柱進化型エバンジェリスト養成プログラム・基本コース小林曽我曽我幸代 准教授

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