TEEP NEWS LETTER Vol.04
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(出典) 進化型実務家教員養成プログラム(TEEP)中間報告会(2020年3月9日開催)「三輪真資氏報告資料」より抜粋 項目の左側から3つ、「主体性」「働きかけ力」「実行力」がアクションに関する軸。真ん中の3つ、「課題発見力」「創造力」「計画力」がシンキング、残りの6つがチームワークに関する軸です。重要度は、特にアクションとチームワークに関して非常に高く、全項目で85%を上回っています。シンキングに関しては少し重要度が下がり、67.6%から70.6%です。 重要度と満足度のギャップを見るとアクションに関して非常に大きくなっています。特に「主体性」「働きかけ力」の項目は、そのギャップがそれぞれ41ポイント、55ポイントと大きくなっています。このことから、全体的にアクションに関する部分が非常に期待されている一方で、いま働いている社員はきちんと満足していないという傾向が見られます。 逆に、チームワークに関しては満足度が高い傾向にあり、全項目で50%を上回っています。ここは重要度も高いので、既にある程度、期待値を満たしている要件ではないかと考えられます。特に「規律性」は重要度が91.2%、満足度も82.4%で、ギャップが8.8ポイントと一番小さい項目でした。 続いて、3つの視点(どう活躍するか、何を学ぶか、どのように学ぶか)と、業務スキルに関して結果を報告します(図2)。「どう活躍するか」「何を学ぶか」の重要度がともに80%を上回っていた一方で「財務・経理知識」は11.8%、「語学力」は20.6%で重要度が非常に低い結果でした。満足度は「何を学ぶか」「PCスキル」が60%を上回り、「財務・経理知識」「語学力」はともに40%以下です。それらを比較してみると、「財務・経理知識」と「語学力」は重要度も低いが満足度は満たしていて、期待値には到達しているといえます。「PCスキル」も重要度が58.8%、満足度が64.7%で、一定の期待値はクリアしているといえそうです。 これらから全体の傾向をまとめますと、アクションに関しては特に「主体性」「働きかけ力」のギャップが大きかった。採用担当者は重要と考えているけれど、既存の社員は満たしていないといえる項目で、まずはここを優先的に改善しなくてはならないでしょう。 シンキングに関しては重要度、満足度とも相対的に低い傾向が出ていましたので、まずは満足度を高める取り組みが必要。同時に、社会人基礎力を謳っている以上、採用担当者に対して、シンキングの重要性自体を訴えていくことも大事ではないでしょうか。 チームワークに関しては重要度、満足度ともに高いものの、「柔軟性」の項目は満足度が低い結果でした。実務家教員の行動特性の中にも「柔軟性」は含まれ、社会人として活躍するには必要なスキルといえるでしょう。 3つの視点では「どう活躍するか」の項目でギャップが大きい。これは企業に入社するところまでは大学で支援されているが、入社後にキャリアビジョンを描かせる部分が弱いといえます。学生から社会人になるだ入社後のキャリアビジョン力で大きな差「主体性」「働きかけ力」で大きな差結果報告 社会人基礎力図1

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